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ミャンマー歴史的総選挙の結果!!

ミャンマーでの総選挙の結果が世界中を駆け巡っていますね。

今回の総選挙での壮点は、長く続いたミャンマーの軍事政権がそのまま与党としてあり続けるか、または民主化を推し進めてきたスーチーさんが率いる野党(NLD)が勝利するかというところ。

ミャンマーの国会(上下両院)の議席は計664議席あり、そのうち4分の1の166議席は軍人枠といわれ、国軍最高司令官が任命する。その為今回の総選挙では民選枠の498議席が争われていました。
ここでNLDが、軍人枠を含めた議席全体の過半数、つまり民選枠の3分の2超を獲得すれば、単独で政権を獲ることとなります。

9日、スーチーさんは最大都市ヤンゴンの党本部前で演説し「公式発表はまだだが、国民の大多数は(NLDの)今の状況を分かっているはずだ」と勝利に自信を示しました。
また与党のテイウー副議長が敗北を認めていて、NLDが単独過半数をとれるかが、当面の焦点となります、

今回の総選挙は、長く軍事独裁政権であったミャンマーが民主的な政治を行う為に、自由で公正な選挙が行われるかどうか、注目されていました。そしてその懸念は、今のところ払拭されたと言っていいでしょう。
 
実はNLDは前々回総選挙(1990年)で約8割の議席を獲得し圧勝したことがあります。
しかし当時の軍事政権はは政権の座を明け渡すことはなく、居座り続けました。また前回の総選挙(10年)ではNLDはボイコットしていて、今回ようやく政権獲得のチャンスがめぐってきました。

現政府のテインセイン大統領は8日、首都ネピドーで記者団に「(与党が敗北すれば)私は有権者の意思を受け入れる。誰がこの国を率いようと、最も重要なのは国家を安定させ、発展させることだ」と述べました。

また国軍のミンアウンフライン最高司令官も「NLDの勝利が国民の意思なら、私はそれを受け入れる」と語り、大統領と同様、NLD政権を容認する姿勢を改めて示しているということです。

今回ミャンマーは民主的な総選挙の形で国のあり方を変えようとしています。
そして与党側である軍事政権側も、世界的世論にさらされたことも要因だとは思いますが、ミャンマーの発展の為、国民の意思を受け入れようとしています。

今回、この民主化のプロセスを垣間見ることで、民主主義とはなんなのか、私たちも考えてみる必要があると感じました。

スーチーさんも御年70歳。思えば長い道のりだと思いますが、大変なのはこれからだと思います。
ぜひすばらしい国づくりをして欲しいですね。


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